コロナウイルス感染症の症状をセルフチェックするのは非常に難しい
新型コロナウイルス感染症が流行っていますが、現時点では初期症状の段階では普通の風邪と見分けがつかないものです。
それに加えて検査によって広めてしまう可能性まで示唆されていますから実に厄介な病気です。
ですので厚生労働省も「渡航者」か感染者との「接触者」に限って検査を推奨しているものと見られます。
色々な噂を聞いて、「もしかしてコロナの症状かしら?」と思っても決して焦らないようにしましょう。
コロナに「このサインが出たらコロナに確定」という症状はありません。
「肺炎っぽかったら、もしかしたらコロナによる肺炎なのかもしれない」
ぐらいアバウトな指標です。
それだって季節性の風邪かもしれませんし、他の病気の可能性だってあります。
セルフチェックの1つの指標として以下のサイトが役に立ちます↓
チェックを入れるだけで他の病気の可能性も探ってくれます。
あくまで目安ですけれど。
無駄に慌てないように、またある程度の危機感を持って手洗い等の感染症予防を行いましょう。
禁煙をしたい方へ、上手に禁煙を続けるためのメソッド
以前にたばこを止めると身体にとってこんな良い事がありますよー!
ということをご紹介しました。
町中でも禁煙スポットが増え、喫煙している方には肩身の狭い世の中になってきました。
しかしいざ禁煙しようと思うものの、「誰か応援してくれないと難しいよ」と感じる方も多いことでしょう。
そこで今回はモチベーションを少しでも保てるように、前回の記事の内容をメールにお知らせしてくれるというアラームのテンプレートを作ったのでご紹介します。
使うのはこちらのアラームサイト、テンプレートに応じた内容で登録したメール宛にメールを配信してくれます。↓
使い方の説明をしていきます。
サイトにメールアドレスを登録後、「マイページ」にて「テンプレート一覧」を選択します。
「テンプレート一覧」では、予め設定されている1ヶ月とか1週間とかの期間が並んでいますが、その下にある「公開されているデータを参考にする」を選択します。
すると、公開設定で登録されているテンプレートの一覧が見えるので、今回は僕が作りました「禁煙メソッド(2019-03-07)」を選択してください。
すると、禁煙メソッドのお知らせ一覧の中身が表示されます。
中身はほぼ前回の記事の通りです。
このツールを使えば一覧の期日通りにメールでお知らせしてくれます。
名前はそのままでも、お好みで好きな名前を付けてもいいので「利用する」ボタンを押します。
すると、先ほどの「テンプレート一覧」に「禁煙メソッド」(名前無変更なら)というテンプレートが追加されているはずです。
これでこのテンプレートを利用することが出来るようになります。
次に、マイページに戻り、「イベント一覧」を選択します。
イベントは新規登録なので、「イベント追加」を選択します。
イベント登録画面になりますので内容に「禁煙」とか「禁煙開始」など任意の名前をつけて、禁煙開始日を設定します。
「今日」を押すと今日から禁煙開始となりますが未来の日付は設定出来ませんのでご注意ください。
関係者や場所などの設定は特に必用ありませんが、
テンプレートに「禁煙メソッド」を追加してください。
!! ここ重要 !!
次に、お知らせ期間の設定で、デフォルトで「4日前」とか「1ヶ月前」になっていると思いますが、このままだとメールの配信タイミングがおかしくて設定内容が意味不明になってしまうので、ここを4日前とか1ヶ月前などを選択して「削除」します。
そして、1日前を選択して「追加」とします。
こうすることで前日にだけお知らせが届くようになります。
お知らせ時間帯は
いつもタバコを吸ってしまう時間帯を選択しましょう。
無かったらイライラするようなタイミングに設定することで「今日一日我慢したら明日はこうなる」という目標としてメールが届きます。
全て設定できたら「登録」を押します。
エラー無くイベント一覧に戻ると設定完了です。
さて、これで最後のタバコ1本吸って本日から禁煙を開始しましょう!
これを登録しておくと開始から何年続いているかもアヤフヤになりません。
お知らせ時間になると、このようなメールが届きます。
明日はキツいぞー!という煽りのメールもあり、
明日になれば効果がわかるかも?という期待のメール
さらに、自分へのご褒美のメールも届きます。
タバコを買わなければ他で使えますからね。
今回は以上です。
少しでも禁煙の為の応援になれば幸いです。
よもぎ茶
よもぎ茶の効能と作り方
よもぎは昔から薬草として重宝されてきました。
よもぎもちとして春の風情を楽しむこともあります。
お灸に使われる艾(もぐさ)もよもぎが主成分です。
飲んで良し、食べて良し、燃やしても良し。
<効能等は非常に多いため、一番下に記載しています。>
よもぎ茶の作り方
よもぎを2、3cmに切り陰干しします。
風通しのよいところで乾燥させます。
綺麗に乾くとパリパリになります。
さらに弱火で煎ります。
これで完成!
乾燥剤と一緒にお茶筒で保管しましょう。
よもぎ茶の入れ方
特別な事はありません。
急須に適量入れて、熱湯を注いで飲みます。
よもぎの香りを楽しみましょう。
【もっと簡単に】
摘んできた新鮮なよもぎを水洗いし、そのまま水から火にかけて煮出します。
煮出したよもぎ汁は冷蔵庫に 保存しておき、必要な時にお湯で割っていただきます。 煮出した汁は長期間保存は出来ま せんので早めに消費するようにしましょう。
少し苦みが出ますが、効能は同じです。
「よもぎ」として検索すると結構お値段の張るものですが、田舎の道ばたにいくらでも生えている野草です。
そして僕の近くの農家さんは「ただのしつこい雑草」と嫌っている植物です。もし摘む場所があるなら詰んでみましょう。
ただし、よもぎを摘む場所は選びましょう。よもぎ専門の農家さんもあるので知らない土地で勝手に採ってはいけません。
僕の住んでいる地域の人なら「いくらでも採って帰ってくれ!なんなら根っこから引っこ抜いてくれ!」と言われると思います(笑)が、大事に育てている地域もるハズです。
勝手にとってはいけない理由は他にもあります。
犬の散歩道ならオシッコがかかっている場合がありますが、それよりもっと怖いのが
除草剤が撒かれている場所があるということも知っておきましょう。
「摘んで良いか」「除草剤が撒かれていないか」を地元の人に確認しましょう。
朝露に濡れているものを午前10時頃 までに摘むのが効能が大きいようです。
<以下、効能等のよもぎのデータです。>
植物データ 学名 Artemisia princeps 科目/属名 キク科 ヨモギ属 多年草
開花期 9〜10月
薬草としてのデータ
生薬名 ガイヨウ
薬用部 葉
採取時期 5〜7月 調整方法 日干しにする。
主要成分
・タンニン(過酸化脂質の生成を抑制する) (アレルギーに関与するヒスタミンの発生を抑制する)
・葉緑素クロロフィル(血液の浄化、血液をサラサラにする 作用 、抗アレルギー作用、殺菌作用、体の免疫を強くする インターフェロン増強作用など)
・βシトステロール(血液の浄化作用)
・カフェタンニンスチグマステロール
・サポニン
・α-ピネン
・カンフェン
・コリン(動脈硬化の抑制)
・ミリセン
・パラシメン
・テルピネン
・シネオール(精油)
・アルテネッシアケトン
・セスキテルペノイド
・フラボノイド
・クマリン
・ツヨン
・ヨード(ガンの予防)
・パルミチン酸
・ビタミンA(目や皮膚によい)
・ビタミンB1
・ビタミンB2
・ビタミンC(血管強化)
・鉄
・カルシウム
・リン
・インテューサー(インターフェロンを 増やす物質) 効果/効能 止血、火傷、かぶれ、健胃、下痢、肩こり、腰痛、 リウマチ、痔、神経痛 備考 利用分野 健康茶
・止血
・かぶれ
・健胃・・・シネオールの作用
・下痢
・肩こり
・腰痛
・リウマチ・・・シネオールの作用
・痔
・神経痛
・抗アレルギー
・アトピー性皮膚炎の予防
・冷え性の改善・・・シネオールの作用で身体が温まります。
・貧血改善
・貧血解消・・・シネオールの作用
・血液の浄化作用(クロロフィル)
・血行促進
・新陳代謝の促進
・糖尿病の予防
・ストレス対策・・・シネオールの作用
・心臓病の予防・・・シネオールの作用
・ガンの予防・・・:血液中のインターフェロンが増加する。
・高血圧の予防
・育毛効果
・動脈硬化の予防
・心筋梗塞の予防
・ダイエット効果
・老化防止
・認知症の予防(ボケ予防、痴呆症予防
・シミ対策
・美容効果
・ダイエット効果 /美肌効果・・・血行が良くなり新陳代謝 が促進されるので美肌効果がある。余分な脂肪や 老廃物を体外に排出する働きがある。
・アンチエイジ・・・タンニンの作用で過酸化脂質の生成を 抑制し老化を防止する。
薬草・漢方
○ 青汁
○よもぎ料理・・・よもぎ餅、よもぎパン、よ もぎ団子、よもぎ粉、よもぎまんじゅう、よもぎうどん、 よもぎ菓子など豊富です。 薬草酒・薬用酒
○よもぎ酒 入浴剤
パターン認識能力とは
パターン(規則性)認識能力というのは大脳の発達した人の最も得意分野とするところと言えるでしょう。
<↑何と説明せずとも認識できますよね?これがパターン認識力です。>
他の動物もさることながら我々は昔から「経験」を元に行動し、さらにパターンを代々伝えています。
学習とは「こういう場合はこう」という一定のパターンによるものです。いつも通っている場所なら道に迷う事はありませんよね?これもパターンです。
文字や数字の読み書きもパターン認識です。東洋医学も西洋医学も同じくパターンによる学問です。
パターン認識能力は、毒草と薬草、敵と味方を区別すること、星々の位置から狩りや収穫の時期を見立てることに役立ち生存本能として発達し養われてきました。
パターン認識は、このように生存競争では有利に働きますが、同時に我々はパターンの無いところからでもパターンを見出そうとしてしまうことがあります。それを錯覚と言います。
錯覚には、例として古代の星占い(彗星や日食を何かの予兆と捉えたり)やお化け(木の節が目に見える)などがあります。ギャンブルなども胴元が上手くクライアントが錯覚するようパターン認識能力を利用しているとされています。
少し前にAlphaGoというAI(人工知能)が囲碁で有名になりましたが、 機械学習で用いられるニューラルネットもまたパターン認識の世界です。
AIというと難しそうに聞こえますが、人間のパターン認識能力を簡易的に真似した機械ですので例としては最適です。
といいますのも、人間の神経細胞そのものがパターンによって電気信号を伝達するという構造をしているので脳とパターンと機械学習は切っても切れない関係にあります。
どうやってパターン認識しているのかを簡単に説明します。
神経回路の大まかな流れは①樹状突起(じゅじょうとっき)→②神経細胞体(しんけいさいぼうたい)→③軸索(じくさく)→④伝達物質(でんたつぶっしつ)の結びつきで構成されており、
樹状突起へ入力された信号によって神経細胞体がその信号がどの程度の重要なのかを判断し、次の神経へ伝達するか否かを決めるという構造です。
この細胞体が判断する信号の重要度を「重み」としてAIでは学習させています。
重みとは、例えば「家の外へ出る」という行動をする場合に
「水やり」「草引き」「飲み屋」「上司からの呼出し」「火事」
という選択肢があった場合、どの程度外へ出る理由として適切かを数値で表すと、( )内が点数↓となります。
「水やり(3)」「草引き(2)」「飲み屋(5)」「上司からの呼出し(4)」「火事(10)」
それをグラフにすると、下図になります。
点数の合計が5点以上(図のオレンジライン以上)であれば「外へ出る」という選択をすることにします。
・「水やり」だけでは外へ出る気がしませんが、「草引き」が入ると合計5点となり外へ出ます。
・「上司からの呼出し」では5点に届きませんので理由をつけて断るという選択肢になりますが、帰りに「飲み屋」へ行くという用件を入れた場合は9点となり外へ出ます。
・火事の場合には他に用件が無くとも外へ出ます。
このように、神経細胞では「あっちからの信号は3点」「こっちからの信号は○点」と決めて、「合計で何点になったら次の神経へ信号を送るか」というパターンを決定することで学習を行います。
このような重みを付けた神経細胞が幾重にも層になることでネットワークが構成され複雑な学習が行われます。この層が深いものをディープラーニング(深層学習)と呼ぶようです。
機械学習はこの層をシミュレートしますが、人間のような複雑な脳はまだシミュレートできていません。といいますのも、人の脳神経細胞は140億個とされており、現在スーパーコンピューター「京(70万個のCPUコア)」で2013年に脳神経ネットワークを再現できたものが最大で、17億3000万個の脳神経細胞を10兆4000億個のシナプスで繋いだというシミュレートに成功しています。
このスーパーコンピューターでの実験では生物学的に1秒に相当する脳神経のシミュレートを40分かけて実現しています。
2018年3月には人の脳全部をシミュレートするアルゴリズムの開発に成功しています。また、CPUの研究ではハニカム構造にレーザー光を当てるという手法でCPUが従来の100万倍速くなるという手法をミシガンカレッジオブエンジニアリングのチームが発表していますので、いよいよ本格的にSF映画に出て来るようなASI(人工超知能)の登場も近いのかとも思ってしまいます。
しかし、人の脳の構造もまだまだ未解明な部分は多く、近年これまで受容器の役割だけと思われていた樹状突起のスパイク(電気信号)が実は神経細胞体が生み出すと考えられていたスパイクの10倍も生み出していたと判明しました。樹状突起は神経細胞体の100倍ものボリュームを持つので、これが本当だとすると単純に脳の能力はこれまで考えられて来た100倍ものキャパシティーを持つ可能性があり、脳神経科学の常識が覆されることになます。それに伴いAIの構造もまた見直されることになるでしょう。
話がAIにまで及んでしまいましたが、パターン認識とは細胞レベルでこのようなパターンによる活動をしており、これから人が更なるパターンを発見、活用しようとするとAIは欠かせないツールとなることでしょう。
既に人では認識不能なパターンをAIが認識できてしまったという事実がありますので、AIは現在早期癌の発見や薬の処方や調剤など医療の分野で活用が期待されています。
参考
「京(けい)」を使い10兆個の結合の神経回路のシミュレーションに成功 | 理化学研究所
ヒトの脳全体シミュレーションを可能にするアルゴリズム | 理化学研究所
Lasers Could Make Computers 1 Million Times Faster
Brain is ten times more active than previously measured - Science Bulletin
星空を見上げる理由
よく身体は「小宇宙」と表現されます。
「よく解っていないから」「複雑だから」
いろいろな解釈があると思うのですが、「宇宙」と「人間」は繋がっています。
と書いてしまうとなんだかスピリチュアルなイメージを持たれるかもしれませんが全くそんなことはありません。科学的に繋がっています。
地球上に存在する「元素」は92種類です。このたった92種類の元素の組み合わせでありとあらゆるものが出来ています。
岩も空気も人も細菌すらも。
そして宇宙を見てみると、同じく92種類の元素で出来ているということが解明されています。
宇宙の元素なんか誰がどやって調べたのでしょうね?
実は宇宙に広がる恒星(太陽のような自ら光っている星)から発せられる光のスペクトル(虹)を分析すると見えてきます。
我々が夜空を見上げて見える星はその殆どが恒星、核融合を起こしている星なのです。
スペクトルに表される「吸収線(暗線)」と呼ばれる線はその星の大気に含まれる元素によって違うのでそれを分析することでその星の構成要素が解るのです。
これにより地球上にある元素と全く同じものが宇宙に存在している。
地球だけが特別な惑星ではない。ということが現代科学では結論付けられています。
太陽はその殆どが「水素」で、太陽自らの重力で水素を核融合して熱を発しています。熱を発して熱膨張することで自らの重力と戦っている状態です。
水素は核融合してヘリウムに変わります。
現時点での太陽はこの後50億年ぐらいは水素をヘリウムに変えているだけで、質量も宇宙の中では小さい恒星なのでそれ以上の核融合は起こらないとされていますが、太陽の2倍以上の質量を持った恒星は水素からヘリウムへの反応が終った後、今度はヘリウムが核融合を起こします。
ヘリウムがまた核融合を起こすと今度は炭素や酸素といった生命に必用な元素が生まれます。
地球上のあらゆる生物、植物も動物も「炭素」が含まれていますので炭素は大切な生命の資源と言えそうです。
このような核融合の反応を経て我々に恒星は我々に必用な元素を生み出します。
太陽の8倍より大きな質量を持った恒星は各種の核融合を経てその中心の殆どが鉄になった後、重力崩壊「超新星爆発」を起こします。
そしてその爆発によって宇宙に散らばった様々な物質の塵が集まってまた太陽やその惑星のような星々になるのです。
ですから地球も人間も元は宇宙の塵から出来ています。
「母なる海」とはよくいいますが、そうすると宇宙は「祖母なる宇宙」になるのでしょうか(笑)
超新星爆発では鉄よりも重い元素が生まれるとされています。その1つ「金(ゴールド)」もこのときに生まれるそうです。
かつて人々は「錬金術」といわれる手法で金を生み出そうとしたことがあります。
超新星爆発で発せられる熱量はなんと1兆℃にもなるそうで、今の科学技術をもってしても到達不可能な温度なのだそうです。人工ダイヤモンドは出来ても金の生成はそれほど難しいものなのです。人が金に魅了されるのもこのような理由があるのかもしれませんね。
金に限らず、資源は有限であるからこそ貴重なのです。
星の光というものは「過去からのメッセージ」とも言われます。
星の距離は「光」の到達速度で表されます。
地球から月までの距離は約「1光秒」つまり、光の早さで約1秒です。
太陽は「8光分」、光の早さで約8分です。
星によっては数千光年、数万光年の距離に存在する星もあります。光の早さで1万年かかる距離であれば1万光年です。
1万光年の距離にある恒星を観測する場合、それは1万年前に発せられた光なのです。つまり、今生きている我々が存在する以前に発せられた光が今到達していることになります。
1万光年離れた星から地球を観察するとしたら、1万年前の地球の姿が映るでしょう見てみたいですね。
面白い事に過去からのメッセージは星だけではありません。
目には見えないですが、宇宙の始まりの大爆発「ビッグバン」で発せられた光は「宇宙マイクロ波背景放射」というマイクロ波に型を変え全宇宙に今も降り注いでいるのです。
とっても不思議ですね。
我々と同じ元素で出来ている数々の星、いつまでも綺麗な夜空が見られることを切に願います。
最近「気になっていたあの臭い」を感じなくなっていたら要注意
近年「臭い」と認知症との関係が疑われています。
認知症自体に関しては世界的にも研究が盛んに行われておりますが、まだはっきりとした対応策があるわけではありません。
そしていつ誰がなってもおかしくないのです。
しかし、早期発見をすることで進行を遅らせたり先回りして当人が自覚することで認知機能しっかとしているうちに出来ることがあります。
鼻が詰まっていないにもかかわらず「あれ?最近臭いがおかしい?感じない」ということがありましたらかかりつけ医に一度ご相談されることをおすすめします。
アルツハイマー性の認知症の場合、記憶障害よりも先に嗅覚異常が現れる場合があります。
アルツハイマーの他に「パーキンソン病」の前駆症状としても「嗅覚障害」が挙げられています。
パーキンソンも認知症に係ることが確認されており、70歳以降でパーキンソンの診断後約10〜15年で約40%に「パーキンソン病認知症」が認められるとされています。
パーキンソン症状を出現させるレビー小体型認知症の前駆症状として「悪夢」というものも報告されております。
食べ過ぎに注意
現在の日本は「飽食の時代」と呼ばれています。
昔に比べると驚くほど食材は変わりました。
昔は高くて手に入らなかったようなものが物流の普及に伴い安く手に入るようになりました。
卵、魚、フルーツ、デザート、酒類などなど、物流のみでなく栽培方法も変わり、冷凍技術も優れているので「旬」なんて今の時代関係ありません。
卵焼きが高級食なんて今の子供が聞いたら信じてくれないでしょう。アメとムチなんて言葉がありますが、今の子供には「アメ」を与えても「え?アメきらーい」といって受け取らないかもしれません。スーパーに行くと100円のケーキ?もはやケーキすら特別な物では無くなっているのです。
そう見渡すと確かに「飽食」なのかもしれません。
しかし、これは身体にとってはとても危険なのです。
食べ物が豊かになっているにも係らず糖尿病や高血圧やら食生活に密接に係る病気が多くなってきています。
それは何故でしょうか?
簡単にいいますと、身体は「飽食の時代に慣れていない」からなのです。
飽食の自体に生まれたからといっても遺伝子レベルではまだまだ「飢餓の時代」なのです。
「どういう意味だ?」と思われるかと思います。順を追って説明します。
これには長い長い歴史があります。
今の我々人類の種族は「ホモ・サピエンス」と呼ばれている新人類なのですが、この種族が誕生したのが約30万年前とされています。
それより以前にも猿人や単細胞生物などもっともっとさかのぼる事ができますが、今の我々の身体はこの30万年前から殆ど構造が変わっていません。
この30万年前には食べ物は豊富ではありませんでした。
30万年前は食料調達は主に「狩り」か「採取」でした。かなりの年月が立ち、文明が進むと食料の安定供給を求めて2万年前ぐらいでようやく「農耕」が発展しましたがそれでもまだまだ安定供給にはなりません。
我々の身体には30万年以前の進化の過程で既に「飢え」に耐えるシステムが構築されています。
・アドレナリン・成長ホルモン・コルチゾール・アルドステロン・カテコールアミン・甲状腺ホルモン・グルカゴン・ソマトスタチン
これらは全て血糖を上げるホルモンです。多少身を削ってでも強引に血糖を上げます。血糖が下がると脳が停止してしまうからです。
(※ホルモンとは、内分泌系(ホルモンを分泌する器官)から分泌され、血液に乗って身体の各細胞へ命令を伝達する命令書のようなものだと考えてください。)
対して、
が血糖を下げるホルモンです。
そうです、血糖を下げるホルモンはインスリンしかありませんが、これで血糖のバランスを取っています。
なんらかの異常でインスリンが分泌されなくなると血糖を下げることが出来なくなります。このバランスを崩します。これが糖尿病です。
さて、30万年前から「飽食」と呼ばれるこの50年間ぐらいの縮図をご覧ください。
見えますか?よくよく見ると右端の赤い棒がうっすらと、ほとんど見えませんね。
この赤い時代が「飽食の時代」なのです。
ところが30万年前から我々の身体の構造は同じなのです。
先に述べた「飽食に慣れていない」という意味がご理解いただけたかと思います。
遺伝レベル見ると現代は「おかしな時代」なのです。
こういった背景からも食べ過ぎで身体を壊しやすい時代と言えるのです。