しあつやのブログ

健康に関する情報をメインに発信していきます。

ギャンブルにハマるわけ

ギャンブルって勝つか負けるか解らないけど勝ったらめっちゃ嬉しい!

そんな感覚にハマるんですよね。

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これには巧妙なトリックがあります。

スロットなどに代表されるマシンは、勝率は小さいながらも当たると大きいリターンを取り入れています。

当たる確率は少ないけれどゼロではない!そういった感覚から最初は手を出すのですけれど、プレー中に人は「あー!今のは惜しかった!もう少しで大当たりだった!」という状況の際に、脳では「大当たり!」と同じ状態が作り出されています。

ですから実際には負けているにも係らず「負けた!」ではなく「惜しかった!」と表現してしまうのです。

加えて「もう辞めようかな」という考える隙を与えないプレイ時間

数秒というプレイ時間の中では人はゾーンに入り込み、一種の仮死状態になります。この時、トラウマや悩み事等全て忘れてしまいます。

車の中に子供を放置している状況が問題になりますが、本人は子供のことはスッカリ忘れてしまっています。

 

 

また、ねずみの実験ではこういったものがあります。

レバーを押すと餌が出て来るということを学習させたねずみ(「パブロフの犬」という学習実験)をグループAとグループBに分けます。

グループAはレバーを押すと必ず餌がもらえます。

グループBは時々しか貰えないようにします。

そして、両グループ共に餌が出ないようにします。

すると

グループAはレバーを押す事を止めましたが、グループBはレバーを押し続けるようになりました。

グループBはレバーを押しても餌が貰えないこともあったが貰えることもあると期待して押し続けるといいます。

 

ギャンブルも同じです。毎回勝つことはない。と頭では解っているものの、たまに勝つこともあるので辞められなくなるのです。

 

これらがギャンブルにはまるという心理構造なのです。

やめたいのにどうしてもやめられないという方は既に中毒状態かもしれませんので早めに医師に相談してください。

 

参考

How Casinos Enable Gambling Addicts - The Atlantic

カジノ依存を解説! 依存は学習しているからこそ!? | NotesMarche(ノーツマルシェ)